
「キャンプを始めたい!」と思っている人は非常に多いと思います。しかし、「道具が多すぎてとても揃えられない」、「種類が多いから何を選ぶべきかわからない」という点がハードルになっている人もいるでしょう。確かにキャンプ用品は種類が多いですから、一通り揃えようとすると費用も掛かります。
そこでこのコラムでは、初心者がとりあえず揃えるべきキャンプ用品を解説していきます。
そもそもどんなスタイルでキャンプに行く?
道具の話に入る前に、最初に整理しておきたいのは、キャンプに行くシチュエーションです。例えば自分一人だけど、頼れる先輩キャンパーがいる、という場合はパーソナルな道具があればなんとかなります。しかし家族でワイワイ行くということなら、みんなで団らんするシーンを考えなければなりません。
とりあえず、グッズを買う前に自分が考えているキャンプスタイルを明確にしましょう。
取り敢えず先輩に頼る、またはソロキャンプを目指す人
しっかり眠れる用意が重要
先輩キャンパーに頼れる場合、テントやタープなどは借りられることが多いでしょう。また、テントはキャンプ場でレンタルしてくれるところも多いので、先輩キャンパーがいないとしても、購入の順位は低いです。
キャンプを楽しく過ごすパーソナルな道具の代表は、何と言っても寝袋(シュラフ)とマットです。寝袋もキャンプ場での貸し出し品はありますが、寝心地の良さについては微妙なものが多いです。
もし寝袋が悪くて眠れなかった場合、翌日に疲れを残しますから、キャンプそのものが楽しめなくなります。複数の人数で行けば会話の楽しみなどで緩和される面もありますが、一人だと寝不足をごまかす材料もありませんから、寝袋とマットだけは頑張ってある程度のものを揃えましょう。
寝袋の選び方で重要なのは、何よりも温度設定です。夏でも油断すると高所の夜は寒いというケースもありますから、行く場所の夜間の気温を調べて、寝袋に記載されている使用温度目安を確認してから購入しましょう。
自分のチェアでくつろぎの空間を作ろう
寝袋とマットに次いで快適なキャンプに必要なのは、くつろげる椅子の存在です。キャンプのスタイルにもよりますが、椅子で過ごす時間はキャンプの中ではかなり多いからです。
椅子の選び方はキャンプ場での過ごし方で変わってきます。テーブルとセットで過ごす時間が多い場合は座面高50cm前後の高い椅子が必要です。一方テーブルを使わず、全体を低めに過ごす場合は、座面30cm前後の低いものを用意した方がくつろげます。
それ以外の椅子選びの要素としては、リクライニング性、重量、素材などがあります。自分がイメージするキャンプがどんなものかをしっかり考えて購入しましょう。
ファミリーキャンプの場合
家族で過ごすなら団らんの中心になるテーブルが重要
テーブルは大きく分けてハイテーブル(70cm程度の家庭のテーブルと同じ高さ)と、ローテーブル(高さ40cm程度)に分けられます。ハイテーブルなら立っていてもアクセスしやすいことと、食事のしやすさが魅力です。ローテーブルはゆったりくつろぐキャンプスタイルには有効ですが、立ったり座ったりすることが多いと不向きです。
ファミリーキャンプだと荷物も多くなりますから、足の高さを変えて、ハイテーブルとローテーブルの両方を楽しめるものもあります。
それ以外の要素では、人数を踏まえたテーブル面の広さを確保するが重要です。
ファミリーキャンプの楽しみはみんなでとる食事
ソロキャンプでも食事は大きな楽しみですが、ファミリーで過ごす時の食事はやはり手際の良さや作業のしやすさを重視したいですよね。
調理環境を整える意味では、ふたくちコンロのツーバーナーがあると非常に便利です。ふたくちあれば同時に二つの工程ができますし、量が多い調理もやりやすくなるからです。
また、調理に使う燃料もいろいろあります。ガスは手早いことで有利ですが、炭火で肉を焼きたいという人もいるでしょう。また、キャンプの燃料としては、火力の強さからホワイトガソリンもよく使われます。しかしホワイトガソリンは火加減の難しさなどから、中上級者向きの熱源とも言われているので、慣れてから考えた方が良いでしょう。
まとめ
キャンプをこれから始めよう、と思う人に最初に揃えるべきキャンプ用品についてまとめました。キャンプ用品は非常に幅広く販売されているので、揃えることにエネルギーを注ぐとかなりの費用が必要になります。道具をそろえる楽しみを優先する人はともかく、まずは最小限の道具でキャンプに行ってみる、というのも一つの考え方です。ただ、最小限と言っても、安全面の配慮や寒さをしのぐ用意だけはしっかりして行ってくださいね。
岡山県にある吉延石油株式会社は、キャンプ用品の販売も行っています。テントや寝袋などさまざまなグッズがあるので、これからキャンプ用品を揃えようと思う方は、お気軽にご来店ください。
吉延石油は、岡山県瀬戸市邑久町にある邑久SSと、岡山市東区にある平島SSの2店舗があり、どちらでもキャンプ用品は扱っています。